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徒然なるままに書き連ねていきます。
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先日の終戦記念日に、小泉が参拝したことで記憶にも新しい靖国神社って、実際のところどれだけの人がその神社が何であるか知っているのだろう?と、このところ強く思っています。

事実、私は靖国神社のこと、良く分かりません。
そりゃ、太平洋戦争で命を落とした人達の御霊を祀ってあるっていうのは知っています。それに、日清・日露戦争で戦死した軍人も祀られていることも。
でも、靖国神社の本質って知っているようで、何にも知らないんじゃないの?って思うわけですよ。

マスコミはヤイノヤイノと騒ぎ立てるのが仕事ですが、どこも靖国神社の本質を伝えてくれてはいないような気がするのです。
それを、マスコミに感化されてどうこう言うのは・・・。

ということで、ちょっと靖国神社について調べてみました。
長いので適等に読み流してください。

靖国神社とは一言で言うと・・・
近代以降の日本が関係した国内外の事変・戦争において、朝廷側及び日本政府側で戦役に付し、戦没した軍人・軍属等を、顕彰・崇敬等の目的で祭神として祀る神社である。(Wikipedia)
"近代以降"とあるように、明治2年に戊辰戦争での官軍の戦死者を慰霊する為に『東京招魂社』として設立されている。『靖国神社』と言う名称になるのは、それから10年後の明治12年のことで、神社の名は『春秋左氏伝』第六巻僖公二十三年秋条の「吾以靖国也」(吾以つて国を靖んずるなり)を典拠として明治天皇が命名している。

誰が祀られているのか?
■靖国神社御祭神戦役・事変別柱数■
明治維新     7,751  西南戦争 6,971
日清戦争    13,619  台湾征討 1,130
北清事変     1,256  日露戦争 88,429
第一次世界大戦 4,850  済南事変   185
満洲事変    17,176  支那事変 191,250
大東亜戦争 2,133,915   合計 2,466,532
平成16年10月17日現在(靖国神社HP)
尚、明治維新とは黒船来航以降を指しており、吉田松陰や坂本龍馬も含まれているそうです。
しかし!明治維新(戊辰戦争)や西南戦争というのは、所謂、内戦なのですが、ここで祀られているのはあくまで官軍。
従って戊辰戦争で新政府軍に抗戦した幕府軍や、幕府降伏後も会津戦争や箱館戦争において新政府軍に抗戦した奥羽列藩同盟方の戦死者、ならびに幕府側に立って戦った新選組や彰義隊らは新政府軍から「賊軍」とされた為に祀られない。さらに、西南戦争を起こした西郷隆盛や、元は新政府側だったが後に新政府に反乱を起こした江藤新平・前原一誠らも(特に西郷は明治維新の立役者でありながら)祀られていない。ただし、禁門の変で朝廷を守り長州と戦って亡くなった会津藩士らに関しては、朝廷(天皇)を守るために亡くなったものとして祀られている。
ん・・・彼らだって日本の為に戦ったはずなのに・・・。

それから、今、一番問題になっている太平洋戦争時に焦点を当てると、靖国神社で祀られているのは・・・
1.軍人・軍属
2.準軍属およびその他

 ・軍の要請に基づいて戦闘に参加し、当該戦闘に基づく負傷または疾病により死亡した者。(満州開拓団員・満州開拓青年義勇隊員・沖縄県一般邦人・南方および満州開発要員・洋上魚漁監視員)
 ・特別未帰還者の死没者。(ソビエト連邦・樺太・満州・中国に抑留中、死亡した者・戦時死亡宣告により死亡とみなされた者)
 ・国家総動員法に基づく徴用または協力者中の死没者。(学徒・徴用工・女子挺身隊員・報国隊員・日本赤十字社救護看護婦)
 ・船舶運営会の運航する船舶の乗務員で死亡した者。
 ・国民義勇隊員で、その業務に従事中に死亡した者。(学域組織隊・地域組織隊・職域組織隊)
 ・旧防空法により防空従事中の警防団員。
 ・交換船沈没により死亡した乗員。(つまり、「阿波丸事件」のことを指す。)
 ・沖縄の疎開学童死没者。(つまり、「対馬丸」のことを指す。)
 ・外務省等職員。(関東局職員・朝鮮総督府職員・台湾総督府職員・樺太庁職員。)

だそうだ。つまり、同じ空襲にあっていながら、学徒動員中に死没した人は含まれるのに、そうじゃない一般Peopleは合祀されていなかったりするという事。
なのに、A級戦犯は合祀されているんです。それも、戦後33年もしてから。
この辺が、靖国神社の問題を分かりづらくしている原因かもしれない・・・。

因みに、以上の条件に該当するのはネイティブ日本人だけではない!!
第二次大戦期に日本兵として戦った朝鮮や台湾出身の元軍人軍属も多数祀られているのだ。勿論、これに反発が無い訳ではない。「戦死した親族の靖国神社への合祀(ごうし)は自らの意思に反し、人格権の侵害である」として、韓国や台湾の元軍人軍属の一部遺族計252名が訴えを起こしている。これに対し靖国神社は、いったん合祀した霊魂は一体不可分となるので特定の霊のみを廃祀することは不可能であり、分祀しても元々の社殿から消えはしないので無意味であると主張し、これに応じていない(A級戦犯に関しても同様)。
「親族の意に反した合祀は日本によるアジア侵略の象徴である」との批判がある一方、「英霊として日本人と分け隔てなく祀ることは日本だけでなく台湾や韓国の元軍人軍属への最大級の敬意の現れであり、日本の台湾や韓国における統治政策が欧州各国による東南アジア植民地政策とは一線を画していたことを示すものだ」とする意見もある。(誰の意見??)
また、合祀しなかった場合、日本人は台湾・韓国人元軍人軍属を平等に扱わなかったと別の面で批判された可能性も指摘されている

こういう事は言いたくないけど、要は日本がどうしようと、中国、韓国はいちゃもんつけてくることに変わりは無いと言うことだな。
それに、自分は自分の親の墓参りですら考える(ってか行っていない・・・)のに、わざわざ靖国神社にお参りするなんて考えられないことだから、はっきり言うと無関心事項なんだよな~。(その割には、幕末志士のお墓は訪ね歩くけど・・・)
だから、靖国問題として騒ぎ立てること自体、疑問が生じてきています。
靖国神社自体、私にとっては曖昧なものだからね。「勝てば官軍、負ければ賊軍」を見事にやってのけている神社というのが、まず気に食わない

そもそも、靖国神社は神社本庁発足の時点より神社本庁に属していない。これは、「靖国神社は日本国の護持の神社であり、いつかは国に返すべきなので、特定の宗教法人の包括下に入るべきではない」という靖国神社・神社本庁双方の判断により、神社本庁ほかの包括宗教法人に属さない単立神社となったものである。(Wkipedia)

結局、調べてみても良く分からないぞ!!益々、混乱してきたし!それに、知れば知るほど道理に合わないことが多すぎる気がする。
でも、マスコミに流されて判ったような気になるのが一番怖いことだと思う。これは、調べる前も後も変わらない。と言うよりむしろ更に強く思った。だって、どう考えたって、靖国神社の問題点はA級戦犯合祀だけが問題じゃないもの!

それにしても、ちょっと気合入りすぎ??
ここまで読んでくださった方が居りましたら、感謝申し上げます。
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無題
よんだよー

なるほどねえ。Ikukaのブログはためになる。

大陸の人たちはいつまでも日本からお金がほしいから騒いでるんじゃないかと推測してみる。
倫理の問題もちょっとはありそうだけど。
マキ 2006/08/19(Sat)06:23:40 編集
読んでくれて有難う
>マキ
いや~、最後まで読んでくださって有難うございます。

私のブログはタメになるのかは甚だ疑問なのですが・・・(汗)でも、それなりに政治経済にも興味が無いわけではないので、強烈に興味を持ったら、またアップするかもしれないです。
でも、基本的にお馬鹿なブログになると思われるので、悪しからず。
Ikuka URL 2006/08/21(Mon)09:09:33 編集
勉強になりました
数年前のとても蒸し暑かった8月15日。
母が突然「靖国神社に行こう!」と言い出し、何気に出向いた事があります。
私は初耳だったのですが、母方の身内が眠っている...と聞き驚いたのですが、母はその人のフルネームは知らないとか!(T_T)

Ikukaさんのブログを読んで、こんな事を思い出しました(苦笑)

”戦争”というもので命を無くした事実を、立場や国で重みを変えてしまうような問題。
もう少し分かりやすく”考えてみよう”と思えるような報道を要求したくなりました。
8月15日が過ぎれば、何事も無かったかのようになってしまう事もどうかと...
yamagonn URL 2006/08/29(Tue)17:18:04 編集
書いた本人ですが・・・
力を入れて(?)『靖国神社』について書いた張本人ですが、8月も終わりに差し掛かると、世間一般の人と同じように、戦争に対する意識というのが薄れていっています。

恐らく、yamagonnさんの様に、遠い親戚の誰かが祀られているというのは、日本国民であればある話でしょう。と言っても、私の親戚のどこら辺の人が該当するのかは良く分からないのですが。

報道に関しては、視聴者も積極的に意見を述べていく必要はあるでしょうね。
少なくとも、日本という国は、視聴者が意見を言えば、報道は何かしら答えてくれる余地はあるはず。実はそのことを示してくれたい異例が『新選組!!』じゃ無いかと思うのです。
Ikuka URL 2006/08/30(Wed)21:51:16 編集
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